最新の全国健康寿命ランキングによると3位宮崎県、2位静岡県、そして1位が山梨県となっています。
山梨県が健康寿命日本一になった理由は、「まぐろ」と「無尽」!?
一体どういう意味なのでしょうか?
日照時間も関係しているようなので詳しく見ていきたいと思います。
健康寿命の定義
健康寿命って最近よく耳にしますよね。
平均寿命ではなく、健康寿命って一体どんな寿命か知っていますか?
健康寿命は誰かに介助されることなく自分で生活を送れる寿命のことなんです。
寝たきりなどにならずに健康で元気でいられる期間ですね。
山梨県が全国1位の理由
沖縄県や長野県って健康で長生きってよく聞きますが、山梨県ってなんだかパッとしないですよね。
どうして山梨県民の健康寿命が長いのか秘密を探ってみましょう☆
日照時間が長い
実は山梨県は日照時間が全国で一番長いんです。
ぐるりと県全体を囲っている山によって湿った空気が入り込みにくくて雨が少ないんです。
なので気候条件が合い、ブドウの生産もトップクラス!
ブドウを原料に作られるワインには老化防止に効果的なポリフェノールが豊富です。
晴れた日が多いので外で身体を動かす時間も長いですし、ワインなども理由として挙げられるのではないでしょうか。
まぐろの購入量2位・寿司屋店舗数1位
山梨県民はまぐろが大好き♡
スーパーの魚コーナーの半数はまぐろで占めるほど。
それでも毎日売れるんですよ。
まぐろの購入量も寿司屋店舗も多いんです!!
まぐろはたんぱく質の宝庫で筋肉維持に効果的。
年を重ねることで衰えてくる筋力の低下を防ぐことが出来るんですね。
もちろん肉にもたんぱく質が豊富ですが、肉ってだんだん食べたくなくなってきますよね。
お年寄りは特に、魚のほうが食が進みますね。
まぐろにはユッケやかま焼きなど色々な食べ方がありますが、まぐろのたんぱく質を活かしたレシピは「まぐろの山かけ」なんですよ。
まぐろ✕山芋は最強な組み合わせです!
山芋に含まれるムチンという成分が筋力維持パワーを高めてくれるんですよ。
しかもとっても美味しい(*^^*)
ぜひ試してみてはいかがですか?
ところで、海がない山梨県がなぜまぐろの購入量や寿司屋が多いのか疑問ですよね。
江戸時代まで遡り、交通手段がまだ馬だった頃。
静岡県の駿河湾から馬を使ってギリギリ運べた場所が山梨県だったんです。
なので貴重で贅沢な食材とされて、祝い事でまぐろが出ていたそうですよ。
当時は憧れの食材だったんですね。
無尽(むじん)の風習
無尽は山梨県に昔からある独特な習慣で、月に1度決められたメンバーで集まって飲食をすること。
それってただの飲み会じゃん!
ですが、飲食費とは別で全員が決められた金額を出してそのお金を積み立てていくんです。
メンバーが順番にそのお金をもらったり、年に1度くらいの頻度でメンバーで旅行に行ったりするんですよ。
無尽は、鎌倉時代に助け合いの精神で始まったとされているんです。
冠婚葬祭などでまとまったお金が必要な時に無尽金をもらえると(自分も積み立てていたのですが)嬉しいですよね。
金銭が絡むのですが田舎ということもあり地域密着なので信頼関係も確立しているんです。
定期的に知人に会ってコミュニケーションを取ることで脳が活性化し、健康でいられるみたいです。
この風習が健康寿命を延ばしていたんですね。
健康寿命を延ばす方法
いつまでも健康で元気に過ごすために心がけたいことをご紹介しますね。
■野菜や果物をしっかり摂取する
抗酸化作用のある野菜や果物は老化防止に最適!
野菜や果物については「ベジタブル&フルーツお役立ち豆知識」で詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♬
■魚を食べる
先程山梨県民はまぐろの消費が多いとご紹介しましたね。
■アルコールを飲むなら赤ワイン
山梨県の甲州ワインは美味しいですよ!
ポリフェノールを摂取しましょう。
■身体を動かす
数十分歩くだけでも良いんですよ。
続けることが大事ですね。
■情報のアウトプット
山梨県で言う無尽ですね。
友人と会って話をたくさんしましょう!
■1日30分以上の読書
知識を身に付けたり、ストレス解消の効果もあるんです。
まとめ
山梨県民の健康寿命が長い理由として、まぐろを多く食べることや定期的に友人と会って飲食や会話をする風習があることが考えられました。
それを踏まえていつまでも元気でいる方法をご紹介しました。
食事・運動・ストレスを溜めないことが健康寿命を延ばす鍵ですね。
出来ることから少しずつ始めてみましょう。
将来大きな変化が必ずありますよ。