引っ越しが最も多いシーズンが到来しましたね。
結婚や進学による引っ越しもあれば転勤で急遽引っ越さなければならない場合もあります。
人生の中でもそんなに頻繁にないであろう転居。
不動産会社で見積書をもらったけれど初めて見る項目だらけでよく分からない‥‥。
こんなにお金がかかるの??
しおまるが不動産の賃貸部門に7年間携わってきた中で特に多く頂いた質問を中心に賃貸アパート・マンションへの引越し時にかかる契約金の内容や賃料交渉のコツについて順番にご紹介していきますね。
敷金
(〜2ヶ月分)
敷金とは預かり金のことです。
契約時に受取る敷金預かり証は退去時まで大切に保管しましょう。
敷金は退去時に返金されます。
修繕が発生すると敷金を使用する場合もありますよ。
契約時に退去後のクリーニング費を前もって支払う場合もあるんですよ。
これは不動産会社によってシステムは異なります。
礼金
(〜2ヶ月分)
貸主(アパートやマンションを所有している大家さん)へ御礼として支払うので返金はないです。
最近は礼金なしの物件が多い傾向にありますね。
入居者から毎月家賃をもらえるので特に礼金を必要としていない貸主が多いです。
むしろ、礼金があることで入居者が決まらず空室状態の方が困りますからね。
逆に人気物件は礼金がついている場合が多いです。
仲介手数料
(〜1ヶ月分+税)
契約手続きを行う不動産会社に支払います。
仲介手数料は課税対象なので税金も発生しますよ。
余談ですが、契約手続きを行う不動産会社とアパートを管理する不動産会社が異なる業者の場合、私たちが支払った仲介手数料は折半されている場合が多いんですよ。
手続きする不動産屋=管理会社とは限らないんですね。
家賃
入居開始月の日割り料金+翌月分の家賃が契約時に必要!
家賃の中にはアパートの賃料、駐車場代、管理費などが含まれます。
賃料は非課税です。
賃料交渉のコツ
賃料交渉は絶対にした方がいいですよ。
交渉次第では多少賃料が下がる場合があります。
引っ越しシーズン以外の閑散期や月末はどうしても不動産会社の成績上、契約件数を上げたいので思ったより安くしてくれるかも!?
実は狙っているアパートやマンションって一箇所の仲介業者のみが扱っているとは限らないんですよ。
貸主は一刻も早く空室を埋めたいので複数の不動産会社に仲介の依頼をするパターンが多いです。
時間があれば相見積もりを取ることもおすすめします!
複数の業者から見積をもらうのは面倒。。。
そんな時は、他の不動産屋に行くような雰囲気をわざと出すことで賃料が下がるかも☆
鍵交換費
(〜2万円)
玄関の鍵を新しくします。
鍵の種類によって金額は異なりますよ。
悪質な業者の場合、鍵交換費用だけもらって実際は鍵の交換をしない場合もあるんです。
鍵の交換はいつ実施するのかを確認しておいたほうが良いですよ。
「気にしている」と思わせることがポイントです。
家財保険料
賃貸アパート・マンションはほとんど加入が必須になっています。
建物の保険は貸主が加入していますが、個々の室内に関しては入居者で保険に入るんです。
現在、どこかの家財保険に加入中(賃貸であれば加入の可能性大)であれば対象物件のプラン変更のみで済む場合もありますよ。
知らないと二重で不要な費用が発生してしまいます。
不動産会社は家財保険業者を指定することもありますが、念のため契約時に聞いてみてくださいね。
火災、破損、水漏れ等補償範囲は広いですよ。
意外なものまで対象範囲に入っていて驚くかも!
但し、地震保険は別途加入の場合が多いので確認しておきましょう。
初回保証委託料(家賃保証会社を使用する場合)
アパート・マンションを賃貸契約する際、連帯保証人の準備をしますよね。
連帯保証人って頼みづらいですし、該当者がいない場合もあります。
不動産屋によっては保証会社に加入することも可能です。
分かりやすく言うと家賃保証会社が連帯保証人の代わりになるんです。
連帯保証人が不要でも連絡人の記入(何かあった際の連絡先。家賃の督促はない。)は必要ですよ。
家賃保証会社に加入することで万が一家賃を滞納してしまった場合の保証をしてくれるんです。
契約時に初回保証委託料がかかります。
金額は一定額であったり、家賃の◯◯%という表記の場合もありますよ。
但し、毎月手数料が発生したり更新時に費用がかかる業者もあるので契約前にどのタイミングで費用が発生するのか確認しておきましょうね。
例)
家賃 80,000円
初回保証委託料が家賃の20%で更新手数料が10,000円の場合
契約時に16,000円、更新毎10,000円が必要。
その他の費用
上記の契約金以外にもかかる費用があるんですよ。
■家具や家電などを運ぶ引っ越し代金
荷物の量などで金額が変わりますが、業者によって結構差があります。
事前に複数の業者から見積金額を出してもらった方がいいですよ。
自力で運んで引越し代を節約することも考えてみてはいかが??
■家電・生活用品の購入
引っ越しをきっかけに家電を購入したり、転居先の窓サイズに合わせたカーテンの購入、その他生活用品を揃えると意外とお金がかかるんです。
最低限冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・炊飯器があると生活が始められますね。
短期間の転居であれば家具家電が付いているアパート・マンションを選ぶことも検討してみてください。
物件数が少ないので妥協しなければならないことも出てきますが‥。
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まとめ
賃貸アパート・マンションに引っ越しをする際にかかる契約金の詳細についてご紹介しました。
しおまるの妹は進学→就職→結婚→出産→保育園とライフスタイルの変化で8年間に5回引っ越しを経験しています。
転勤でもっと多い方もいるのでは!?
引っ越し貧乏にならないように節約出来るところは工夫して楽しく新生活を迎えられるようにしたいですね。
不動産会社や地域によって上記内容は異なってくるのであくまでも参考程度に。