コラーゲンを摂取するとお肌がぷるぷるになってシワが消えると言われ、一時期ものすごいコラーゲンブームが来ました。
と思ったら、効果がないという情報も流れ、美に敏感な女性たちは一体どっちなの??って混乱しましたよね。
今でも効果を実感している人がいるのは事実なのに、なぜ効果を実感できない人もいるのでしょうか?
最新の研究結果が出たようなのでご紹介したいと思います。
コラーゲンの実験
コラーゲン入り鍋やドリンクってなんだかキレイになりそうでテンション上がりますよね♡
体内に存在するコラーゲンの40%は皮膚にあるんですよ。
実感云々よりもなんとなぁ〜く肌に良い感じがします。
「口から摂取したコラーゲンは肌には影響しないから意味がない」「効く保証がない」とも言われていますが、効果を実感している人がいるのも事実!
実際にこんな実験をしているんです(^^)
【実験】
1日5gの純度100%のコラーゲンを1ヶ月間摂取する。
食事で汁物に入れても、ドリンクに混ぜてもOK☆
【実験結果】
効果を実感した‥‥50%
効果を実感しない‥‥50%
なんだか納得しにくい結果ですよね‥‥。
半数は飲んでも意味がない人なんですよ!
効果の有無を分けた要因は摂取する時間?それとも年齢?
気になりますよね。
線維芽細胞がコラーゲン生成
そもそもコラーゲンって身体の中でどう働いているのでしょうか?
身体の中に入ったコラーゲンは胃や腸でバラバラに分解されてしまいます。
なので摂取しても意味がない。
ここまでが昔の研究で分かった事実で、最新の研究ではさらにその先が判明しました。
バラバラに分解されるのですが、線維芽細胞(せんいがさいぼう)という細胞がバラバラなコラーゲンを察知すると「コラーゲンを増やさなきゃ!」とコラーゲンの生成を始めるんです♬
線維芽細胞とは肌の弾力の元であるコラーゲンやヒアルロン酸を作り出す源の細胞なんですよ。
コラーゲンが効く人と効かない人の違い
では、本題に♬
コラーゲンを摂取して効果を実感できる人というのは、肌にダメージがある人&高齢者です。
ダメージというのは怪我や紫外線、乾燥や関節痛など。
コラーゲンには皮膚の修復パワーがあるんですね。
つまり、コラーゲンが効く条件は、
・コラーゲンの破片(ペプチド)が体内にある
・ダメージを受けた際に出るたんぱく質がある
この2つが揃うことなんです。
また、高齢になると線維芽細胞が減ってくるのでコラーゲン摂取がオススメなんですよ。
さらに、コラーゲンは動脈硬化にも効果があり、血管年齢を若返らせるという研究結果も発表されたんです。
結論は、
★効果がある人★
➡肌にダメージがある
➡線維芽細胞が減った高齢者
☆効果がない人☆
➡肌にダメージがない
医療の現場や学校で活かす
実際に病院でも、床ずれで傷が治らない患者さんにコラーゲンペプチド入りゼリーを1ヶ月間食べてもらったところ、全く治らなかった傷が良くなったんです。
また、陸上部の学生は食事の度にコラーゲンを味噌汁などに入れて飲む習慣をつけたところ、タイムが上がったという報告もあるんですよ。
運動をする人は関節を使うので効果があったんですね。
まとめ
コラーゲンを摂取して効果がある人は肌にダメージがある&線維芽細胞が減った高齢者、逆に効果を実感できない人は現在肌にダメージがないということが分かりました。
さらに、動脈硬化にも期待ができると発表されました。
現在もコラーゲンの効果については認められる・認められないと両方の研究結果が出ています。
研究が進み、さらに嬉しい事実が分かるといいですね。