幸せな人生を送る要因って何だと思いますか?
人それぞれ価値観は違うので一概に言えませんが、ハーバード成人発達研究は75年間、724人をグループに分けて追跡しながら科学的に調査を続けていたそうなんです!
そしてこの度、調査の結果内容を発表しました。
長期間に渡る研究の結果、気になりますよね。
内容が素晴らしいと思ったのでご紹介させて頂きますね。
ぜひ、あなたの人生と照らし合わせながら見てください。
研究の内容って?
1938年に長い長〜い幸福度調査がスタートしました。
研究に協力した人は総勢724人!
■1939年〜2014年にボストンで育った貧しい男性(456人)
■1939年〜1944年にハーバード大学を卒業した男性(268人)
75年間に渡って上記の2グループに分けて、心と身体の追跡調査を続けながら「人間が幸せな人生を送るために必要なこと」を科学的に証明する研究を続けていたんです。
期間も人数もこんな大規模な研究、聞いたことないですよね!?
調査を行う人間だって当然衰えます。
第二次世界大戦の前から聞き取り調査や健康診断、血液を集めて分析をし、研究経過を引き継ぎながら調査を行ってきたんです。
そして1年おきに医療記録の確認や本人だけではなく家族にも聞き取り調査を行っていたんです。
回収したアンケートをまとめたり、時代の流れに合わせて、脳をスキャンする技術が出来るようになるとそれも取り入れたりして調査を75年間続けました。
スケールの大きさに驚きますよね。
幸せの定義
ところで、幸せな人生の定義ってどんなことが思い浮かびますか?
例えば、
・貯金がいくかあるか?
・良い大学を卒業したか?
・有名企業で働いたか?
・友人が何人いるか?
・交際相手がいるか?
・Twitterのフォロワー数が多いか?
一般的にこんな感じでしょうか。
確かにたくさんお金があって、たくさん友人がいる生活は幸せですよね。
果たして真相は??
研究結果
ハーバード成人発達研究が出した健康で幸せな人生を送るための秘訣の結論は、
『良い人間関係を築くこと』
だったんです!
家族、友人など周囲とコミュニケーションを取り、良い人間関係を築いている人はそうでない人と比べると健康で長生きをしていたんです。
未婚で孤独を感じている人よりも素敵なパートナーがいる方が幸福度が高いのですが、結婚生活が円滑でないカップルの場合は未婚者よりも幸福のレベルが下がります。
友人も多ければ多いほど幸せとは限らないです。
つまり、量ではなくて質が大事ということなんですね。
集団生活、結婚生活を送っていても孤独になりうるんです。
最大の要因は人間関係の深さ、つまり愛だったんですね。
そして人間関係は老後の脳機能にも影響してきて、若い頃良い人間関係を築いた人は80代以降も精神面、体力面において若々しくいられるとのことです。
孤独を感じていた人は衰えが早く短命だったとも発表されています。
頼ることが出来る人がいるかいないかは、健康にも大きく影響してくるんですね。
まとめ
幸せな人生を送る究極の秘訣は、
・より良い人間関係を築く
・量より質が大切
・頼れる人がいる
良い人間関係は心や身体だけでなく、脳の健康も保つことが判明しました。
724人の研究対象者は90代になりましたが、今でも約60人ほどは元気に暮らしているみたいです。
素晴らしい研究内容と結果でしたね。
ぜひ、活かして生活していきましょう。