ヒアリ(火蟻)が日本で発見されたと連日話題になっていますね。
猛毒を持っているヒアリですが、刺されると一体どんな症状が出るのでしょうか?
命の危険はあるの?
そして万が一刺されてしまっても対処方法を知っていれば落ち着いて手当が出来ますよ。
軽度・中度・緊急(重症)に分けてご紹介しますね。
ヒアリに刺されたら出る症状
ヒアリにも大小異なる大きさが存在して、大きさによって刺す回数も異なるんです。
普段見るアリと違いますよね。
大きいヒアリ(6mm程)⇒平均4回
小さいヒアリ(2.5mm程)⇒平均7回
小さいとたくさん刺すんですね(泣)
ヒアリに刺されるとどんな症状が出るのでしょうか?
【軽度の場合】
ヒアリに刺されると火傷のような激しい痛みに襲われます。
痛み以外にも痒みも出ますが1時間以内で治まる場合がほとんどです。
水ぶくれが出来ても2〜3日で完治します。
【中度の場合】
刺された部分に蕁麻疹が出ますが、だんだん蕁麻疹は全身に広がっていく場合もあるようです。
応急処置後は早めに病院で診察してもらいましょう。
【緊急の場合】
吐き気や動悸、めまいが起こることもあり、全身の痒み、痛みも出ます。
さらに酷いと、
・呼吸困難
・血圧低下
・意識障害
アナフィラキシーで命を落とす危険もあります。
ヒアリの毒そのものというより、アレルギー反応が原因で最悪な状態になってしまうみたいです。
ただ、緊急の場合というのは1%と稀で、頻繁にあるわけではないので神経質になりすぎる必要なないみたいですよ。
アリを研究している専門家でさえゴム手袋の隙間からヒアリが侵入してきて刺されたとテレビで言っていたので、素人ならなおさら刺される可能性が高いですね。
怖いことを書いてしまいましたが、
“体重1kgあたり22箇所くらいまで刺されても安全の許容範囲“
と言われています。
22箇所って‥‥想像しただけで気絶してしまいそうですが、でもちょっとは安心しましたね。
ヒアリに刺された時の対処法
ヒアリが自分の手や足に付いていることが分かったら、瞬時に手でサッと払いたくなりますが、それはNG。
素手や素足で払うのは危険なので、ブルブルっと振って落とす方が良いんです。
そして幹部をしっかり冷やしましょう。
流水で冷やしたり、布に氷を包んで冷やします。
痛みが和らいできますよ。
冷やした後はアレルギー治療に使用される抗ヒスタミン薬が配合されているクリームを塗布するのですが、自分で判断しないで病院や薬局で相談したほうが良いですね。
⇒ヒアリの見分け方の特徴や大きさ、女王アリの生態!見つけたらどうする?
まだまだヒアリに関する疑問点って多いと思います。
誰だっていつ遭遇するか分からない猛毒なヒアリ、怖いですもんね。
国際社会性昆虫学会日本地区会の公式HPではヒアリに関するQ&Aを発表していますので参考にしてみてくださいね。
まとめ
ヒアリに刺されたら出る症状と刺された時の対処方法ついてご紹介しました。
症状は軽度の場合は火傷のような痛み、そして痒みが出ますが時間が経つと和らぎます。
重症になると呼吸困難や意識障害が出る場合もあるのですぐに救急車を手配するようにしましょう。
万が一刺された時も、事前に対処方法を頭に入れておくことで冷静に判断が出来るので、身を守るためにも関心をもって環境省のヒアリの情報をチェックしておくといいですね。