介護なんて自分には関係ないって思っていませんか?
誰もがいつかは目の当たりにする介護。
親近者の介護をする側、受ける側どちらもなる可能性はありますよね。
『世界一受けたい授業』に「介護破産」の著者である結城康博先生が登場して、とってもかわりやすく介護活動=介活の方法や介護破産しないためのコツや使えるサービスについて教えてくれましたのでご紹介しますね。
介護破産とは
就活や婚活、妊活や終活などと世間では言われていますが、介活ってちょっと聞き慣れないですよね。
介活は介護活動のことなんです。
んー??
介護の活動って一体何なのでしょうか?
詳しくは後ほど説明しますね。
現在日本の人口の割合は、
・15歳未満‥‥‥‥12.4%
・15歳〜64歳‥‥60%
・65歳以上‥‥‥‥27.6%
4人に1人が65歳以上の時代に突入しているんです。
さらに、介護を必要とされている人数はなんと、600万人以上!!
ものすごい多いですよね。
介護状態になると年間100万円近くの出費が必要とされていますので、健康な高齢者と比べると介護が原因で破産してしまう危険性だってあるんです。
![]() |
|
介護破産しないためにも介護に関係ない今から出来ることを準備していきましょう。
介活の方法とコツ
元気な今だからこそ介護のことを勉強して知識を得たり、体験しておく介活が大切なんです。
介活の方法やコツをご紹介しますね。
これと言って難しいことではないんですよ。
介護をする側の場合は、
・横になっている人をベットから下ろしてみる
・食事を介助してみる
介護を受ける側の場合は、
・車椅子に乗って操作してみる
・食事を介助されてみる
・「ありがとう」と言うようにする
介助してもらうことを当たり前だと思わないで常に「ありがとう」と言うことで、サポートも手厚くなります。
介護をする側も同じ人間なので、感謝の気持ちが大事ですね。
今まで「ありがとう」と言えなかった人が介護を受けるようになって突然言えるようになるものではないので日頃から意識するようしましょう。
介護を受ける側、する側両方に共通して言える介活は、
・介護用品を見ておく
車椅子って言っても最新のものだと横に動かすことが出来るものや、スマホで操作出来るもの、段差もスムーズに登ることが出来るものだってあるんです。
実際に使用している人や介護職員にとっては当たり前の情報でも、今まで介護と無縁だった人からすれば小さなことさえも知らないんです。
突然介護が必要になっても慌てなくて済むように、事前に準備(介活)を始めてみましょう。
仕事を辞めて介護に専念はNG
だったら自分が仕事を辞めて介護に専念しよう!
そう考えている方、ちょっと待って下さい。
介護の為に仕事を辞めると生きがいを失い精神的に追い詰められることがあるんです。
近年では親の介護に疲れ果てた結果の痛ましい事件が頻繁に起こっていますよね。
「介護休業法」という国で定められている制度があるのをご存知ですか?
入院手続きや準備などで手続きが必要になるため、93日間会社を休むことが出来て休業期間は国から賃金の67%を受け取ることが出来るんです。
1人で抱え込まずに福祉課に相談してみてください。
保険の範囲内で可能な最適プランを立ててくれますよ。
使える介護保険やサービス
訪問介護やデイサービス施設の利用ってなんだか高そう。。。
介護を経験したことがない人の意見の大半がこんな感じです。
ですが、訪問介護やデイサービス施設の利用って思っているほど高額ではないんです。
〈例〉
午前中訪問介護➡着替え、トイレ、朝食補助等
約30分間お手伝いしてくれて200円程度。
デイサービス➡送迎、食事、入浴、施設利用者との交流、お出掛けしたりイベントに参加することもあります。
1日7時間利用して1,000円程度。
ヘルパーが訪問して日常生活の手助けをしてくれたり、デイサービスを利用することで介護をする側の負担はかなり軽減されますよね。
使えるサービスを有効的に使わないと、介護をする側は自分の生活が犠牲になるだけではなく、人間も潰れてしまいます。
介護保険で自己負担は1割?
公的介護保険は40歳になったら加入して保険料を支払いますよね。
介護保険のサービスを使用すると自己負担は1割になります。
ただし、2015年に介護保険制度が改正され、年金を多くもらっている人の場合は2割負担になる場合もあります。
収入や世帯構成などで変わってくるので役所に相談してみるといいですね。
まとめ
介活の方法や介護破産しないためのコツをお伝えしました。
使える保険やサービスは有効的に利用して介護をする側、受ける側どちらにとっても生活のしやすい環境を作っていけるように今のうちから準備をするといいですね。