お笑い芸人キングコングの西野亮廣さんの絵本「えんとつ町のプペル」が重版されるほど話題になっていますね。
そしてついに個展が無料公開となりました。
この無料公開はクラウドファンディングという資金調達法の成功によって成り立ったものなんです。
日本でもメジャーになってきたクラウドファンディングって一体どんな手法なのでしょうか?
魅力も含めてご紹介したいと思います。
キングコング西野亮廣と絵本作家にしのあきひろ
西野亮廣さんはお笑い芸人キングコングでありながら、今は絵本作家にしのあきひろとしての活躍が目立っていますね。
4年半かけてクリエイターたち総勢33人と作り上げた絵本「えんとつ町のプペル」がWebで無料公開されたこともあり、絵本を購入していない方も一度は読んだのではないでしょうか?
えんとつ町はもくもくの煙で覆われていて空の概念がなく、輝く星も知りません。そんな中、ゴミ人間と少年プペルの二人は空を信じ、星を信じ、なんとかして見ようとしますが周りからバカにされて叩かれるというストーリーです。
西野亮廣さんは、この絵本のことを「夢を持ち行動すると叩かれる自分のようだ。まるで現在社会の風刺だ。」と例えています。
クラウドファンディングは募金と違うの?
絵本で話題の西野亮廣さんですが、その裏にはクラウドファンディングでの成功があったんです。
クラウドファンディングはクリエイターたちがインターネットを通じて多数の人から資金を集めることで、今注目を集めています。
実は造語でcrowd(群衆)とfunding(資金調達)を合わせたものなんですよ。
募金と同じようにリターンが発生しない「寄付型」もあるのですが一般的には「購入型」がメジャーです。
「購入型」のクラウドファンディングには金銭以外の商品やサービスがリターンとして発生します。
例えば被災地支援やイベントなどのプロジェクトで利用されているんですよ。
西野亮廣さんもポストカードやサイン、生電話など様々なリターンをつけていましたね。
このリターンを目的に支援する人も多いので内容の充実も魅力の一つとして重要です。
インターネット上に活動状況や活動報告が出るので、支援者は一緒に企画をしている一体感を味わえることも魅力ですね。
クラウドファンディングで絵本制作を開始
西野亮廣さんは絵本「えんとつ町のプペル」の制作費用をクラウドファンディングで集めているんです。
具体的に3293人の方が支援してくれたおかげで1013万1400円が集まったんですよ。
さらに、この絵本の個展を無料で開催するためにも6257人から総額4637万3152円集めているんです。
当初の目標が1800万円だったので、ものすごい金額ですよね。
この個展は、ギャラリーのライトを消してイラストそのものを光らせてライトにしちゃっているんです。
しかも1枚だけではなく絵本全ページ分ですよ!
こんな莫大な費用がかかる企画を作り上げて、さらに入場無料にできたのもクラウドファンディングで支援してくれた多くの一般の人のおかげだったんです。
入場が無料になったことで、あんまり興味がない方でも寄ってみようかな?と思い動員数が増え、絵本に興味を持ち、買ってみようかなってなりますよね。
絵本を1冊でも多く売るための仕組み作りが社会現象になるってすごいですよね。
批判している方も多いですが、西野亮廣さんの書籍「魔法のコンパス」を読んでビジネスに対する考え方を知り、印象ががらっと変わりました。
まとめ
クラウドファンディングはこれからさらに注目され身近になってくるのではないかなと感じます。
クラウドファンディングに挑戦してみることで感覚が分かるのでぜひ、試してみてはいかがでしょうか。
ウォールトディズニーを超える!ニシノランドを作りたい!「えんとつ町のプペル」の映画を作りたい!と夢を語る西野亮廣さんのこれからの活躍も楽しみです。