キングコング西野亮廣さんが企画している『しるし書店』がオープンに向けて準備が進められているみたいですね。
西野亮廣さんと言えば絵本『えんとつ町のプペル』が大ヒット、「革命のファンファーレ〜現代のお金と広告〜」も発売2ヶ月前に予約殺到していることで有名です。
お笑い芸人キングコング、絵本作家以外にも様々な取り組みをしている西野亮廣さんの『しるし書店』がとても興味深いのでご紹介しますね。
『しるし書店』が古本を扱う理由
キングコング西野亮廣さんが5ヶ月前の2017年3月6日のブログで、”ロボットが人間の仕事をする時代が必ずやってくるので、人間だけが持っている力=人間力の在り処を探していく必要がある“と言っていました。
ちょっと難しそうな話ですが。。。
『しるし書店』と革命のファンファーレ〜現代のお金と広告〜
発売2ヶ月前にも関わらず予約注文が1万件を突破した西野亮廣さんのビジネス書「革命のファンファーレ〜現代のお金と広告〜」を読むと、言いたいことがきっと分かると思います。
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定価1,500円の本に1,500倍の付加価値を付けて売ることは可能でしょうか?
普通に考えたら絶対に無理。
革命のファンファーレのようなビジネスに思えますがそれが、一般人でも出来るんです。
その一つが『しるし書店』!!
だと勝手に思っていますが(笑)
『しるし書店』は「あの本」ではなく「あの人が読んだ本」
人間力の有り処を模索した西野亮廣さんが目を付けたのが「古本」。
えっ?
古本ってブックオフとかに売っている誰かが一度読んだ本でしょ?
普通、新品ではない本って価値が下がってしまって値段が安くなりますよね。
西野亮廣さんに言わせると、
「誰か知らない人が読んだ本」と「憧れのあの人が読んでしるしを付けた本」、どちらも古本には変わりはないのですが「価値」が全く異なるんです。
なんとなく理解出来ますよね。
たしかに、憧れている理想の人が重要な部分に付箋やマーカーを引いた本だったら、どんなことをインプットしたのか知りたくなりますし、本の定価以上の値段であっても買うと思います。
ただ、「憧れのあの人」は誰にとっても憧れとは限らないので、価値がある人にとっては価値があり、ただの古本にしか感じない人がいても当然。
『しるし書店』とはあの人が読んで自らがしるしを入れた本だけを扱う本屋さん。
「あの本」ではなく「あの人が読んだ本」を扱うんです。
一般的な「古本=価値が下がる」という概念を壊し、「誰が読んで、どこに注目したのか?」という付加価値の付いた古本なんですよ。
『しるし書店』で西野亮廣が目指すこと
本屋って通常、ジャンル・出版社・五十音順などで分けられていますが、『しるし書店』の特徴は読者で分けられる新種の本屋なのです。
医者を目指している学生なら、「医学部に合格した医者が読んだ本」は喉から手が出るほど読みたいだろうし、
子育てママが実際に読んでしるしを入れた本ならこれから子育てをする人にとっては重要な部分が分かる価値のある本だと思います。
売る側・買う側・運営者みんながハッピーになれる本屋さん『しるし書店』が誕生するんですね。
しるしが付いた本って古本屋さんで引き取ってもらえなかったのに、むしろその汚れに価値を見出すなんて、
西野亮廣さんはやっぱり目を付けるところが鋭いですよね。
『しるし書店』をきっかけに本を読む時にしるしを入れながら読む人が増えそう♬
本は読む人によって感じ方が違って当然です。
自分の考え方が100%正解ではないですし、違う意見を知ることも大事ですね。
まず新書をまっさらな状態で読んで、2回目は『しるし書店』を利用して他の人の視点で読んでみるのも面白いかもしれないですよ。
『しるし書店』のクラウドファンディング支援総額
2017年3月16日に西野亮廣さんはブログで『しるし書店』のクラウドファンディングの支援額が200万円を超えたと言っていました。
西野亮廣さんが『しるし書店』のことを発表したのが3月6日でクラウドファンディングのプロジェクトを開始したのが3月13日ですよ。
3日間で200万円って!?
いやー西野亮廣さんの『しるし書店』に賛同したファンが一気に支援したんですね。
当初目標金額を100万円に設定していたので、勢いが凄いです!
しかも、通常クラウドファンディングってリターンという見返りがあるのですが、『しるし書店』はリターンのない「ただただ支援」が人気!?
心から「面白そうだ、こんなサービスがあって欲しい」という思いで支援しているんだと思います。
でも、たしかに西野亮廣さんのアイデアは本当に面白そうだし、実際に運営開始したらすぐに売り切れてしまいそうな気がしますよね。
ところでクラウドファンディングで集めたお金の使い道って!?
『しるし書店』の商標登録やドメイン料にかなり使っているみたいですよ。
【関連記事】
⇒西野亮廣『しるし書店』で商標登録!古本屋準備で使った金額はいくら?
3日間で200万円、4日間で300万円、1週間で500万円‥‥
最終的に5月31日に募集を終了したクラウドファンディングの結果は、
目標金額:1,000,000円
支援金額:9,610,136円
パトロン数:1602人
西野亮廣さんによると大事なのは支援金額ではなく、パトロン、つまり支援者数。
『しるし書店』を面白がり期待してくれている人がどれだけいるかが本格的にスタートさせてから重要になってくるんだとか。
「えんとつ町のプペル」もまだまだ根強い人気ですよね。
理由は西野亮廣さんのビジネス戦略が完璧過ぎるからでしょうね。
え!?
まだ読んでいないのー?
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まとめ
キングコングの西野亮廣さんが企画している『しるし書店』がいよいよ始まるみたいですね。
『しるし書店』が付箋やしるしが付いた古本を扱う理由は「あの本」ではなく「あの人が読んだ本」を売るからです。
一般的に汚れ扱いされるしるしに付加価値を付けたんですね。
クラウドファンディングでは1,000万円近くの支援金を集めました。
売る側も買う側も運営者もみんながハッピーになる『しるし書店』になるといいですね。