軽減税率の増税対象が複雑怪奇過ぎて日本中が大パニック!!
2019年10月1日から消費税が8%⇒10%に変わりますね。
国民に増税の理解を求め批難を避けるためなのか8%⇒10%に税率が変わるものもあれば8%据え置きのものもある軽減税率という制度が導入されます。
軽減税率の増税対象がツッコミどころ満載で面白いのでまとめてみました。
理解ついでにチェックしてみましょう♪
軽減税率【おまけ付きお菓子】
みんなが大好きなロッテのビックリマンチョコ。
ウエハースの中にチョコが挟んであっておまけのシールを集めていましたよね。
お菓子のチョコよりおまけのシール集めに夢中だった懐かしい当時の思い出が蘇ります。どっちがおまけなんだか(笑)
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ビックリマン ぼくらのビックリマン スーパーゼウス編 30個入り1BOX 関東エリア先行発売 ビックリマンチョコ ロッテ
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1977年の発売当時から人気のあるビックリマンチョコは消費税8%据え置きです。
ですが、カルビーの人気商品プロ野球チップスは逆に10%に増税なんですよ!
お菓子なだけに、軽減税率のおかしなはなし
プロ野球チップスは10%
ビックリマンチョコは8%だってさ、意味分からん pic.twitter.com/j3u78zT5Vk
— Pinky/RdF (@P__i__n__k__y) September 3, 2019
え??なんでー??
同じお菓子じゃないの?
お菓子部分の価格が2/3未満だと10%になるんです。
つまりおまけがメインのお菓子は増税対象になるということですね。
複雑で子供にどう説明したら良いのか、悩む(笑)
〈まとめ〉
■お菓子部分の価格が2/3未満⇒10%
■お菓子部分の価格が2/3以上⇒8%
軽減税率【食品・日用品】
増税は仕方ないことですが、生活に最低限必要な商品の軽減税率はありがたいですよね♪
ですが、日用品は軽減税率の対象外なんです。
対象外って‥‥。
トイレットペーパー・ティッシュ・医療品・生理用品・洗剤などの日用品は10%に増税します。
全く軽減されていないっ!!
軽減税率の対象になるのはアルコールを除く食料品と新聞に限られるんですよ。
新聞は定期購読が軽減税率の条件なので、コンビニなどで1部だけ購入する場合は10%になるのでご注意を!
調味料に関してもみりんとみりん風調味料で税率が異なるって‥‥
複雑怪奇な制度に恐怖しかない。
軽減税率【水道水】
生活する上で必須な水はどうなのでしょうか?
ミネラルウォーターは8%です。
ですが、水道水は10%に増税されるんですよ。
えーっ!?なんで??
生命維持になによりも大事な水が増税対象って。
お菓子よりも新聞よりもまずは水を対象にしてほしいのに。。。
関連記事⇒水道水と飲用水(ミネラルウォーター)炭酸水で税率が異なる理由は?
軽減税率【栄養ドリンク】
調子が出なかった時にグイッと飲むと力が湧いてくる栄養ドリンクは軽減税率の対象なのか気になりますよね。
大塚製薬のオロナミンCは8%のままで大正製薬のリポビタンDは10%に増税されます。
んっ!?何が違うの?
10/1日の消費税変更で、リポビタンDは10%に、オロナミンCは8%になるらしい。リポビタンは医薬部外品、オロナミンは清涼飲料水。 pic.twitter.com/07EKmP0DCf
— eizo (@WQH4po2egC8soPm) September 3, 2019
政府が大塚製薬に忖度をしてるとか!?(笑)
いえいえ、医薬品などに該当しない炭酸飲料のオロナミンCやレッドブル等は8%据え置きで医薬品などに該当する指定医薬部外品のリポビタンDやユンケル等は10%に増税します。
オロナミンCやレッドブルは炭酸飲料(清涼飲料水)なのでジュースと同じ消費税は8%のままなんですね。
〈まとめ〉
■医薬品などに該当する⇒10%
■医薬品などに該当しない⇒8%
軽減税率【刺身と観賞用の魚】
刺身用の魚と観賞用の魚、同じ魚のように感じますが税率は異なるのでしょうか?
鮮魚店で購入する刺身用の魚は8%のまま据え置き、観賞用の熱帯魚は10%に増税されるんです。
刺身は食料品なので軽減税率が適用されるんですね。
軽減税率【牛と牛肉】
普段、スーパーで牛肉は買うけれど動物の牛なんて買いませんよね。
一般消費者には関係ないかもしれませんが、畜産農家は気になる問題です。
実は牛肉や牛乳は8%のままなのですが、動物の牛は10%に増税されるんですって!
同じ牛なのに過程によって税率が異なるんですね。
畜産農家さんには辛い(泣)
軽減税率【外食とテイクアウト】
軽減税率で一番話題になっているのが外食とテイクアウトの軽減税率。
認知度や関心も高いですよね。
外食は10%に増税するから今後は軽減税率対象のテイクアウト中心にしようって考えている人も多いはず。
ちなみに外食の定義はテーブル、椅子、カウンターなどの飲食を提供する設備があるところで行うサービスのことなんですって。
出前や宅配は8%の軽減税率が対象になるので宅配の利用者は絶対に増加しますね。
関連記事⇒【消費税】テイクアウトして店内でイートインしたら脱税で逮捕される?
ファミリーレストラン
ファミレスなどで食べきれずに残したものをパックに詰めた場合は、持ち帰りなので消費税は8%になるのでしょうか?
この場合は既にサービスの提供を受けているので消費税は10%になりますね。
外食離れが深刻化しそう。
コンビニエンスストア
コンビニで買った肉まんをイートインスペースで食べると10%、持ち帰ると8%。
コンビニやファストフードでは「お持ち帰りですか?」がより一層シビアに聞かれるようになるのでトラブルが起きそうな予感。
ファストフード
ファストフードも同じで店内で食べる時は消費税10%、テイクアウトは8%。
これはもう理解しましたよね。
ではハンバーガーセット(ハンバーガー・ポテト・ドリンク付き)を注文してドリンクだけ店内で飲んで他をテイクアウトしたらどうなると思いますか?
セット販売の一部を店内で一部を持ち帰る場合は消費税は10%になるんです。
出前や宅配は8%に軽減税率されるので宅配の利用者は絶対に増加しますね。
軽減税率【映画館のポップコーン】
映画館にある売店でポップコーンとコーラを購入♪
上映まで時間があるので待合スペースでモグモグ。はい、これは消費税10%です。
でも、映画館の座席で飲食する場合はサービスの提供に当たらないためなんと消費税は8%据え置きなんですよ。
映画館は映画を観ることが目的でテーブルがないから飲食を提供するサービスに該当しないのです。
じゃあ、ポップコーンを売店横でつまみ食いしたら追加で2%分徴収されるのでしょうか?笑
ちなみにカラオケでの飲食は10%です。
〈まとめ〉
■映画館の座席での飲食⇒8%
■映画館の待合スペースでの飲食⇒10%
■カラオケでの飲食⇒10%
なんとも複雑怪奇な制度ですね。
「こちらでの飲食は軽減税率対象外です」って看板を費用をかけて設置することになるのでしょうか。
もしくは人件費をかけて万引きGメンならぬ消費税のGメンが行動を監視するようになるのでしょうか(笑)
まとめ
軽減税率の増税対象について見てみました。
日本は本当に大丈夫なのか心配になってきますよね。
こんなツッコミどころ満載な消費税の区別、絶対にトラブルが起こりそうだし良くないことを考える人だって現れそうな気がします。
増税の負担を和らげることが目的なはずなのに逆に負担が増えそうですね。
発表当時は生活に関連するものは8%で贅沢品が10%なのかなーという単純な認識でいたのですが、軽減税率の制度は複雑で難しそう。
政府は「一律10%にしてほしい」という国民の声を期待して軽減税率を導入するのかなとも感じます。
不安はありますが生産者、消費者にとって便利で安全な制度になることを期待しましょう。